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星の降らなかった夜【SS】
 
 
【2012/01/28 23:41】
 
 
「雪…だおう…。」
いつもなら、雪に喜ぶルーミィしゃん。
だけど今日は窓の外を見ながら残念そうにため息をついたのデシ。

「おい、ルーミィ、シロ。いつまでそうしてるつもりだ?」
背中からトラップあんちゃんの声。
トラップあんちゃんはやれやれといった顔で、ぼくたちのほうを見ているデシ。

「らって、もしかしたら、雪、やむかもしえないおう。そしたら、みえうおう。」
「そうデシ。」
「ったく。そんなに今日見たいのか?」
「とりゃーは見たくないのかぁ?」
「別に。前にも見たことあるし、また今度見えるじゃねーか。」
「ぶぅぅぅぅー。」
ルーミィしゃんは頬を膨らませて怒ったデシけれど、
「星より飯だ!飯!もう晩飯の準備が出来てるぜ!」
「わぁーー!ルーミィ、おなかぺこぺこだおう!」
トラップあんちゃんの言葉でぱぁっと顔を輝かせて食堂へ向っていったのデシ。

「シロもいつまでもそこに張り付いていないで、行くぞ。」
「…トラップあんちゃん。」
「なんだ?」
「トラップあんちゃんは前に見た時、なにをお願いしたデシ?」
「今度のギャンブルに勝てますように。」
「トラップあんちゃんらしいデシね。」
ぼくが笑うと、トラップはだろ?と笑ったデシ。

「シロは今日、何を願おうと思ったんだ?」
「ぼく?ぼくは、ずっとみなしゃんと一緒にいれますようにデシ。」
「……叶わない願い…か。」
トラップあんちゃんの言葉は意地悪でない事をぼくは分かっているデシ。
ずっとずっと一緒は、叶わない願いなのデシ。
出会った時にもう、いつか別れる事は決まっていることなのデシ。

「でも、ぼくは、願うのデシよ。できるだけ、たくさん一緒にいれますようにって願うデシ。」
「お前らしいな。」
トラップあんちゃんはぼくの頭をぐりぐりと撫でて、肩に乗せてくれたデシ。




食堂に行くと、食卓にはパンとホワイトシチューとサラダが並んでいたデシ。
「しおちゃん!見て見て!おほしさま!」
ルーミィしゃんが指差したのは、お星様の形をしたにんじん。
「すごいでしょー!これ、クレイが切ったのよ!」
パステルおねーしゃんがそう言うと、クレイしゃんが恥ずかしそうに笑ったデシ。
「それにね、このパンも星型なのよ。ノルに手伝ってもらったの!」
ノルしゃんもクレイしゃんと同じように照れて笑ったのデシ。

「あれ?そういえば、みなしゃん、今日、夜遅くまでバイトだったんじゃないデシか?」
ぼくが尋ねると
「これだけの雪ですからね。バイトは早上がりになったのですよ。」
窓の外のしんしんと降り積もる雪を見ながらキットンしゃんが教えてくれたデシ。
「そういうこと!さ、トラップもシロちゃんも早く座って!シチューがさめちゃう!」
「さめちゃうー!」
「わぁーってるって。」
トラップあんちゃんはぼくを肩からぼく専用の椅子に下ろしてくれると、
「シロはこれな。探すの苦労したんだぜ?」
目の前に置かれたのはいつもパステルおねーしゃんが買ってくれるドラゴン印のクッキーだったデシ。
そしてトラップあんちゃんから耳打ちされた言葉に、ぼくは気づくのが遅くなってしまったのデシ。


「星が降らなくても、叶ったな。」





流星群の日

星の降らなかった夜





みなしゃんと一緒に食卓を囲んで食べたぼくのクッキーは


いつもと違うおほしさまのかたち





■投稿者:MOMO 『かくれんぼ。
■投稿日:1月26日
■コメント:
お題に対して、星を降らせないという、ひねくれ者の作品です。
流星群の日ってお空が曇って見えないことってたくさんありますよね。
読んでくださってありがとうございます。
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