みんなで共通のお題に挑戦して、二次創作しませんか? もちろん見るだけも大歓迎!!
 
 
 
 
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第16回のお知らせ
 
 
【2013/05/01 00:00】
 
 
※この記事は、5/1まで1番上に表示されます。最新の記事はこの下の記事になります。※

第16回のお題は…

「春一番」

…です!!

締切:平成25年4月30日 23時59分まで

ご投稿お待ちしております♪
皆様の素敵な想像力で生み出される作品を楽しみにしておりますv


■企画について・参加する方法 → こちら
■はじめての方はまずご一読下さい → こちら
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あなたの元へ【SS・ギアパス】
 
 
【2013/04/30 21:23】
 
 
長かった冬も終わり、シルバーリーブにも待ちわびた春が訪れようとしていた。


「んー!いいお天気」

雲一つ無い青空の下、わたしはみすず旅館の裏庭で一人洗濯物を干していた。
今日は日差しもぽかぽか暖かいし、洗濯物もよく乾きそう!

鼻歌混じりにかごの中からシャツを取り出して丁寧にシワを伸ばしていたんだけれど、そんな中ふと頭に浮かんだある人物の顔に手が止まってしまう。

「ギア……今頃何してるのかな」

キスキンのお家騒動の際、ギアはわたしにプロポーズをしてくれた。
丁度冒険者を辞めようか悩んでいた時期だったし、ギアのことは嫌いじゃなかったから凄く凄く嬉しかったんだけれど……
まだ冒険を続けたい、このメンバーで旅を続けたいっていう気持ちに気付いてしまったわたしは、ギアからのプロポーズに答えることができなかった。
そして結局はお互いが別々の道を歩む事となってしまったのだった。

だけど、どうしてだろう。
最近ギアから贈られたネックレスを眺めることが多くなり、それに触れる度どんな時でもわたしの事を守ってくれた彼の優しさや別れ際にキスされてしまった時の事を思い出してしまって、とても切ない気持ちになってしまうのは。

ここでいくら考えてもその答えが出るわけでもなく洗濯物を干し終えたわたしは、大きなかごを抱えみすず旅館へと戻ろうとする。
その瞬間、とても強い風が草木を巻き上げわたしの横を吹き抜けていったのだった。

「きゃっ」

たまらずスカートの裾を押さえ固く目を閉じていたのだが、ゆっくりと目を開けてみればその風は青空へ吸い込まれるかのように天高く消えていった。
わたしは乱れた髪の毛を整えながら空を見上げる。

「この風に乗って彼の元まで飛んで行けたらいいのにな……」

わたしは小さく呟き、かごを片付けるとそのまま真っ直ぐに部屋へと向かう。
そして窓際に置いてある椅子へ腰を下ろし、ぼんやりと窓の外を眺めていた……その時だった。

「パステルお客さんだよ」

クレイがドアを開け顔だけ覗かせてわたしの方へと呼び掛ける。
わたしにお客さんだなんて一体誰だろう?
椅子に座ったまま顔だけをドアの方に向けてみると、そこにはわたしが今一番待ち望んでいた人物の姿があったのだった。

「ギア!」
「パステル」

わたしはたまらずギアの元へと駆け寄るとそのまま彼の胸の中へ飛び込んだ。
ギアはそんなわたしを優しく抱き止めてくれる。

「会いたかった……」

どちらからともなく口にしたその言葉。
気付いてしまったわたしの中の小さな恋心。

春一番がわたしの大切な人を運んできてくれた。
春はもうすぐそこまでやってきている。




■投稿者:慎季 『小さな野心
■投稿日:4月20日
■コメント:
ギアとの別れに後悔しているパステルを書いてみました
 
 
 
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嵐のような一日【SS・トラパス】
 
 
【2013/04/30 21:12】
 
 
 えっと……なんでこんなことになっているんだっけ?
 
 前髪からポタポタと落ちる滴を見つめながら考える。目の前には真っ赤な顔をして、何か喚いている女の子。その子の後ろにはこれまた同じ顔した女の子たち。
隣に座っていたリタは「タオル取ってくる!!」と、慌てて店の奥へ行ってしまった。
 
久しぶりに猪鹿亭でリタとガールズトークに花をさかせていたある日の午後。名前を呼ばれたと思ったら、頭の上から水が降ってきた。

「なんとか言ったらどうなのよ!?」
 
コップを持ったまま詰め寄る女の子。そんなこと言ったって、あまりにも突然すぎる出来事に言葉が出てこない。
お昼のピークを過ぎた店内には、幸いにもお客さんが数人いただけだったけど、それでもこの状況は注目を集めていてかなり恥ずかしい。

「……というか、なんでこんなことになっているか分からないんだけど」

 リタからタオルを受け取りながらそう言うと、女の子の顔が更に赤くなった。

「だから、さっきから何度も言っているじゃない!トラップのこと、どう思っているのよ!!」

「どうもこうも、彼とは一緒に冒険する仲間だけど?」

 自分の気持ちを正直に話したのに、嘘よ!とか、そんなことないくせに!!とかいう言葉が投げつけられる。うぅ、じゃあどう言えば納得するのー?

「あんたたち、トラップに相手にされないからって、パステルに八つ当たりするんじゃないわよ。そんなこと本人に聞けばいいじゃない!」

 わたし以上に怒っているリタ。その優しさは嬉しいけど、そんなこと言ったら更に煽ることになっちゃう……って、もう煽ってるのか。
こうしている間にも、リタ対トラップ親衛隊の言い争いは続いている。

「聞いたわよ!!好きな子いるの?って。そしたらいないって言われたわ!」

「いないならいいじゃない!パステルだってなんとも思っていないんだし、どんどんアタックすれば!?」

「しているわよ!!でも恋人にはしてくれないんだもの!」

「じゃあ、やっぱり八つ当たりじゃない!!」

 ……あぁ、もう完全に蚊帳の外になっちゃった。他のお客さんも見ているのに、彼女達のボルテージはどんどん上がっていく。
止めなきゃいけないのはわかっているけど、タイミングがつかめない。どうしよう、と思っていたら信じられないことを言われた。

「だって彼、いつもパステルのこと目で追っているじゃない!冒険の話を聞いてもパステルのことばっかりだし、はっきり言わなくたってわかるの。
彼の近くにいればなんとなくわかっちゃうの!!なのになんで本人がわからないのよ、この鈍感!!」

「鈍感って……」

 思わず呟いたら後ろから声が掛けられた。

「いや、突っ込むとこそこじゃねぇだろ」

「「トラップー!!」」
 
振り返るとそこには呆れた顔の彼がいた。あぁ、嫌な予感。

「トラップ、何で来たの?」

「何でって……誰かさんが俺のせいでいじめられてるって聞いて」

 と、ニヤニヤしながら見下ろしてくる。そこにすかさずリタが詰め寄った。

「わかっているなら何とかしてよ!あんた、女の子と遊ぶのはいいけど周りに迷惑かけないでよね」

「そう言われてもなぁ。来る者は拒めないし」

 なんて言って、全く反省する気がない。もう、そんなこと言ってるからわたしがこんな目に合ってるのに。

 さて、どうしてくれようかとトラップを睨んでいたら、リタが爆弾を投下した。

「じゃあ、ここではっきりさせてって。そしたらパステルにも迷惑かからないし」

あんたたち、それなら納得するでしょ?なんて親衛隊の子にも聞いてる。

「そうね、トラップが誰を好きなのかわかったら潔くあきらめるわ」

「ほら、彼女たちもこう言ってるし、ここで本命をはっきりさせなさい。ね、パステルもそれでいいでしょ?」

「いいでしょって言われてもねぇ。トラップはどうなの?」
 
わたしに聞くことじゃないと思って後ろの彼を見上げて聞いたら、ばっちり目が合ってしまった。……って、ちょっとなんで?顔が真っ赤なのー!?
 
反射でこっちも顔を赤くしていたら、隣にいたリタがため息をついた。

「あー、なるほど」

 な、なにがなるほどなの?あんなに怒っていた親衛隊の子たちも泣きながら出て行っちゃうし、状況がよくわからない。リタに聞いても教えてくれないし、トラップなんてわたしを置いてさっさと帰ってしまった。
結局、水をかけられた理由もトラップが好きな人もわからないまま、嵐のような一日はこうして終わった。

 

もう、一体なんだったのよー!?




■投稿者:花音
■投稿日:4月14日
■コメント:
春一番→強風→「今年は嵐のようだった…」と連想して、こんな話になりました。リタ、大活躍(苦笑)
 
 
 
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