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みんなで共通のお題に挑戦して、二次創作しませんか? もちろん見るだけも大歓迎!!
 
 
 
 
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第12回のお知らせ
 
 
【2012/09/01 00:00】
 
 
※この記事は、8/1 9/1まで1番上に表示されます。最新の記事はこの下の記事になります。※

第12回のお題は…

「水溜り」

…です!!

締切:平成24年7月31日 8月31日 23時59分まで

※期間を1ヶ月延ばしました!

ご投稿お待ちしております♪
皆様の素敵な想像力で生み出される作品を楽しみにしておりますv

■企画について・参加する方法 → こちら
■はじめての方はまずご一読下さい → こちら

※9/5追記※
第12回は終了いたしました。
たくさんの投稿ありがとうございました!!

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水溜りの向こう側【SS】
 
 
【2012/08/31 21:03】
 
 
 雨上がりの日の 鏡の向こう

 覗き込んだ向こう側には
 同じようで 全く違う

 もうひとつの世界が 広がってる




 夏の雲がもたらした夕立が止んで、ようやく太陽が顔を見せ始めたころ。
わたしは、家の中で退屈そうにしていたルーミィとシロちゃんを連れて外に出たの。
 地面には雨が残した水溜りがそこここに残ってて、靴を濡らさないために歩くにはどうしても右や左にフラフラしちゃうんだけど……ルーミィたちはそんなことにはお構いなし。
わざわざ自分から水溜りへ向かうくらい、跳ねる水の感覚が楽しいみたいで。
「キャッ!」
 思いっきり飛び込んだ拍子にパシャリと飛んだ水が、わたしの足にかかった。
「んもう、ルーミィ! 水溜りに勢いよく入っちゃだめでしょ。いくら長靴でも…あぁぁ~…服の裾も…シロちゃんまでグチャグチャじゃない!」
 おろしたてだった薄桃色のワンピースの裾は跳ねた泥水でグショグショ。
あんなにふわふわだったシロちゃんの毛も、うっすら茶色っぽくなって。
水を吸ってペチャンコだから、見た目、ちょっと残念な感じなの。
 それでも全然気にせずに、わたしをニコニコと見上げてくるルーミィたちは…。
「だって、おもしろいんだお!!」
「わんデシ!」
元気よくそう言ってくるから、もう仕方がないかって思っちゃった。

 わたしにだって経験がある。
 何でかなんてもう覚えてないけど、小さいころは水溜りのある場所をわざわざ選んで歩いたもんだ。
ルーミィと同じように水を跳ね上げて、一緒に歩いてた両親を困らせたこともあったっけ。

 あ、そう言えば…。

 お母さんが言ってたことをふっと思い出して、少し離れた場所にある大きくて静かな水溜りに目をやる。
すると丁度いいことにとっても綺麗に広がってたんだよね。
逆さまに映る青い空が。
「ルーミィ、シロちゃん。あそこの水溜り見て!」
 指を差せば、素直にわたしに近寄ってそこを見る2人。

「…っ!!」
「わんデシ!!」

 声もなく固まったルーミィと響いてきたシロちゃんの声。
その様子にわたしは笑みを深める。
 よっぽど感動したんだろうな。
シロちゃんはその水溜りの方へ駆けて行って、水溜りの淵から映った空を眺めてる。
 ルーミィはというと、まだ驚きの方が強いみたいでブルーアイをめいっぱい大きく見開いたまま動かない。
わたしはその横にしゃがむと、さっき思い出したお母さんの言葉を贈る。
「ね、ルーミィ。知ってる? 水溜りの向こう側にはね、わたしたちが生きている世界と同じようで全く違う世界が広がってるのよ」
 わたしが聞いたのは学校に行くようになってからだったから、物語を読むみたいにワクワクしたんだけど…。
 まだまだ小さなルーミィに同じように言っても、十分理解はできないと思う。
でも、大人になってもまだ記憶に残ってるこの話をしてあげたいって思ったから、首を傾げるルーミィにわかりやすいようにちょっと例を出してあげる。
「ルーミィは食いしん坊さんだけど、向こうのルーミィはいたずらっ子さんかもよ?」
「いたうあっこ?」
 波の静まった足元の水溜りを覗き込ませ、うっすら映るルーミィを指差す。
「うん。こっちを驚かそうと思ってあっかんベーってするかも」
 わたしの言葉に合わせて舌を出すルーミィが映って、向こう側のルーミィも舌を出す。
そこをすかさず取り上げて「ほら、ベーってした!」って言ったら、不機嫌そうに口を尖らせる。
「ちあうもん! それ、ルーミィがしたんら」
「えー? そう?」
 …わたしは、おかしいなぁと首を傾げながら隙を探す。

 もちろん、ルーミィ自身がしたんだってのはわかってるんだよ?
でも、そこで「そうね」って言っちゃったらわたしが伝えたいワクワク感が味わえなくなるもの。
それじゃあ面白くないじゃない?

 わたしは、彼女の視線が水溜りにない今が好機と声を上げる。
「あ! ほら、今、笑ったよ?」
 驚いたルーミィは慌てて俯いて映る自分と見つめ合う。
それは鏡と同じで紛れもない彼女なんだけど…ね。
「うそだぁ!」
「嘘じゃない嘘じゃない。きっと、ルーミィにばれないように見えない魔法をかけたのよ」
「まほー?」
「鏡みたいに同じように見える魔法」
「そんなのしあないお!」
 知らなくて当たり前。
だってわたしが作った魔法だもん。
 なーんて思いながら、ルーミィに水溜りの向こうの世界を信じさせようと頑張ったんだけど…ね。
演技慣れなんかこれっぽっちもしてないわたしの言葉じゃ、やっぱり信じてもらえないみたい。
こういうときトラップがいたらいいのに…なんて思ったそのとき。

「…あっ!!」

 頭の上の空に大きな大きな虹がかかったの。

 それはもちろん、遠く見える水溜りにもちゃーんと映ってて。
わたしたちの声に顔を上げたシロちゃんが、丁度、向こう側の虹の橋の上に立ってるように見えたの。


 あまりの偶然に今度は2人で言葉を失って。


「…ルーミィも、あっちのルーミィみたいなまほうつかいになりたいお!」


 顔中を笑顔に染めて興奮するルーミィが見られて、なんかすっごいうれしかった。




 昔…って言うほど昔じゃないけど。
今よりもっともっと泣き虫だったわたしは、ちょっと何かに失敗したり友だちとケンカしたりしたときに、いっつもベソかいて泣いてたの。
 そんな、わたしにお母さんが教えてくれたこと。

『水溜りの向こう側にはね、わたしたちが生きている世界と同じようで全く違う世界が広がってるのよ』

 失敗を恐れずに頑張ろうって思えるパステル。
ケンカしても、すぐに謝って仲直りできるパステル。
嫌なことは嫌って、ちゃんと自分の言葉で言えるパステル。

 いつも元気に友だちと遊ぶパステル。
お家のお手伝いを進んで頑張るパステル。
周りの人も笑顔にできちゃうような素敵な笑顔の持ち主のパステル。

 水溜りの数だけ、違う自分がそこにいる。

 なりたい自分がいるのなら、その子だって紛れもなく“わたし”なんだもの。
頑張れば、いつかきっとなれるはず。

 だって。
今、わたしがいるところだって、水溜りの向こう側…かもしれないでしょ?

 お母さんの言葉は、わたしに素敵な魔法をかけてくれてね。
頑張ろう、変わってみようって思えるようになったんだ。

 そのおかげで、やっとここまで強くなれたんだと思う。



 
 …お母さんと同じようには伝えられなかったけど。
ルーミィの心に、水溜りの向こうの世界が少しでも残ってたら…嬉しいな!




 雨上がりの日の 鏡の向こう

 覗き込んだ向こう側には
 同じようで 全く違う

 もうひとつの世界が 広がってる


 そこもここも どこもあそこも
 水溜りの 向こう側

 どんなあなたも
 あなただから

 きっと
 なりたい自分に なれるはず


 諦めないで 頑張って

 あなたがそこから 見てるから




■投稿者:リューラ・F・カートン 『黒の書
■投稿日:8月31日
■コメント:
「水溜り」と聞いてから、水溜りの向こう側には同じようで別の世界が広がってる…というネタが浮かんでおりました。
本当は冒険モノにできたらよかったのかもしれませんが余裕もなく…。
ルーミィたちにご登場願った結果、こんな感じになりました。
パステル幼少時はかなり捏造されておりますが…。
みなさんにも何か感じていただけたら嬉しいですv
 
 
 
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映るのは・・・。【SS・トラパス】
 
 
【2012/08/31 20:59】
 
 
「トラップの馬鹿!!もう、知らない!!」
「け!!こっちこそ、人の話を聞けねー様なやつ、しったもんか!!」
「なによ!!ばかー!!!」
私は、思わず小雨が降る中、傘を持たずに飛び出してしまった。

喧嘩のきっかけなんてささいなこと。
トラップと付き合い始めて早半月。
トラップが他の女の子といるのが、なんだか苦しくて、何で?って悩んでたとき、トラップが私を呼び出し、「好きだ」っていってくれたんだ。それで、ああ、私は、トラップのことをいつの間にか一人の男性として好きだったんだって、他の女のこといるのをみるのが苦しかったのは、トラップが好きだったからなんだってわかった。
それで、つきあいはじめたんだけれど、私と付き合い始めても、彼がもてる事には変わりなくて・・・。
今日も、デートの途中、私が少し離れただけで、彼の周りには女の子がいた。
・・・デートなのに。
女の子たちは私と違って、可愛い服を着て、お化粧をして、スタイルもよくて・・・。
こんなに可愛い子達じゃなくて、なんでわたしなんだろう?って不安になる。
戻ってきた私に気がつかず、楽しそうに笑うトラップに、胸の奥が痛い。
「・・・トラップ」
「お、もどってきたか。んじゃな。」
と、彼女達の所から私のところにトラップは来てくれたけれど、女の子達の視線が痛い。
「何であなたなの?」と言う視線が・・・。
それから、ブラブラと歩いたけれど、どこに行ってもトラップは人気で、私はそのたんびに冷たい視線にさらされる。
気にしちゃだめ!!トラップが選んでくれたのは私なんだから!!とおもってはいても、不安ははなれてくれなくて・・・。
そんなとき、一軒の服屋さんの店頭に可愛いけれど、どこか少し大人っぽい服が飾られていた。
「うわー。かわいい。ねえ?どうかな?あんな服、似合うかな?」
「はあ?おめえ、あーゆうのうは出るとこでて、引っ込むとこ引っ込んでるような、やつが着るもんだぜ?」
今まで、からかい半分で何度も言われてきた台詞。いつもなら、「失礼ねー!!」って怒って、二人で笑えるはずなのに、今の私には無理だった。
「なによ!!そんな風にいわなくてもいいじゃない!!」
「お、おい、パステル?んなおこる事ねえだろ?」
「どうせ、私なんか、スタイルもよくない、色気も無い、お子様よ!!それなら、そういう人を恋人にしたらいいでしょ!!」
「おい!!おめえ、自分がなに言ってるかわかってんのか?」
「わかってるわよ!!どうせ、私なんて!!トラップの馬鹿!!もう、知らない!!」

いつものことなのに、トラップの口の悪さも、トラップが人気があるのも解っていたはずなのに、気持ちが追いつかない。
私は、走って走って、気がついたらシルバーリーブの外れの大きな木の下にいた。
私はそこにもたれるように座り込むと、ぼんやりと空を見あげた。
「・・・・・・なんでこうなっちゃうのかな?」

しばらくぼんやりとしていると、パシャパシャと水の音をさせながら走ってくる音が聞こえた。
けれど、そっちを向く気にもなれなくて、ただぼんやりと葉っぱから落ちていく雨を眺めていると、
目の前に袋がぬっとあらわれた。
「え?」
そこには、不機嫌そうに袋を差し出すトラップの姿。
思わず、その袋を片手で受け取ると、トラップは私の隣にドスンと腰掛け私のあいていたもう片方の手をぎゅっと握った。
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
なんとなく沈黙が続く。握られた手が温かい。ねえ?トラップ。この手を掴んだままでいい?
「・・・・・・・わりい。おめえを傷つける気なんてなかった。」
トラップがぼそりとつぶやく。
「俺といる事で、おめえがいやな目にあってるのも知ってる。でも、やっと手に入れたんだ。はなしてなんかやれねえ。」
「え?」
思わず、トラップを見つめると
「!!こっちみんな!!」
「う、うん・・・。」
そういわれ、地面に目を落とすと、目の前には小さな水溜り。
そこに映るのはトラップの顔。
「・・・もう、あんなこといわねえ。あいつらにもおめえを認めさしてやる。何かされたら、俺がおめえを守る。だあら・・・、俺から離れようとか思うな。」
「うん!!うん!!離れないよ。私も、みんなに認めてもらえるようがんばるから!!」
「おめえはいまのままでいいんだよ。それに・・・、それ。」
おそらく、この袋を指しているんだと思い、あいている片手で袋を開けてみると、中にはさっき私がみた可愛いけれど、どこか大人っぽいあの服。
「・・・・・・それ、おめえに似合うとおもうぜ。でもよう、こんなこというのはキャラじゃねえけど、あー!!もう!!あのよう。・・・みせたくねーんだよ。他の誰にも、おめえの色っぽい格好を。だー、俺、何でこんなこと言ってんだ?だあら!!その、なんだ!!そういうことだから、!!、」
水溜りに映るのは、耳まで真っ赤に染めたトラップの姿。
うれしい。トラップがそんな風に思ってくれてたなんて。
「・・・ありがとう。これ、大事にするから。いつか、トラップの隣に立っても堂々としていられる自信が付いたら、これ着て、デート・・・しようね?」
「・・・ああ。そん時は、絶対俺から離れるなよ?」

水溜りが見せてくれたトラップの本音。
それが私に小さな勇気をくれたんだ。




■投稿者:まるり 『じゃんくbox
■投稿日:8月19日
■コメント:
前回のssがかなり長くなってしまったので、今度こそ短めに!!とおもいつつも微妙に長いんですがww
最初に浮かんだのが、照れたトラ水溜りが映し出していると言う、絵だったのですが、画力の無い私には、その絵をいらすとにはできず・・・、そこから、妄想して、こんなssになってしまいましたww
恋人なトラパスですww
 
 
 
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水溜りにはご注意を。【SS・トラパス】
 
 
【2012/08/31 20:57】
 
 
「んーっと、あ、こっちの道の先には、スライムの絵があるからモンスターがいるって事だと思う。あっちは、なんだか池?水溜り?みたいな絵だし、休憩するには、ちょうどいいかも!!」
「そうか。じゃあ、そこで休憩しよう。」
私がマップを確認しながら、そういうと、同じようにマップを覗き込んでいた、クレイがわかったと言うように、うなづくと、トラップと一緒に歩き出した。

そう、私たちは今、クエストにきている。まあ、いつものようなお使いクエストなんだけど。
今回のクエストは、ダンジョンの奥にあるあるお酒をとりにいくこと。
何で、ダンジョンにお酒が?っておもうよね?
どうやら、依頼主のおじいさんが、昔、孫が生まれたときに、この子が結婚する時に、呑もう!!と準備したものらしい。けれど、家においてあると、間違えて呑んでしまうかもしれない。なら、簡単に手が出ない場所に隠しておこうとおもったらしい。当時はモンスターなんて出なかった場所も、25年の月日で、モンスターが住み着くようになってしまったらしい。
何度か、取りに行こうと挑戦は下らしいんだけど、やはりモンスターが出るところは怖くて、私たちに依頼が来たってわけ。
さっきから、みているマップはその依頼主が用意してくれたもので、目的地までと、そこまでに自分たちが遭遇したであろう、モンスターのイラストが描かれていた。
描かれていたモンスターは、スライムとたぶん、オーク。これなら、私たちでもなんとかなるかな?って言うモンスターばかりで、ちょっと安心ww

しばらく歩くと、少し開けた場所に出た。たぶん、ここがあの池の様な水溜りのようなイラストが描かれた場所。
そこには、池なんかなくて、何箇所かに水溜りができていた。
私たちは、そこで水溜りから離れた場所に、荷物を降ろすと、ちょっと一休みをしようと、私はみんなに持ってきていた、クッキーとジュースを配った。
「んで?ここから、その酒がある場所まであとどれくらいなんだ?」
「んーと、今はここだから、ここまで2時間くらいかかったから、後1時間くらいかな?」
「おめえが迷子にならなかったらなww」
「な!!ならないわよ!!ここまでだって大丈夫だったじゃない!!ここからはほとんど分かれ道もないし!!大丈夫に決まってるでしょ!!」
いつものような、意地の悪いことを言うトラップなんか、無視して、私はルーミィーにもう1枚、クッキーを渡した。
すると、トラップはへん!!と、飲み終わったコップをそこに置くと、一人、私たちがこれから向かう方に歩き出した。
「おい、トラップ、どこにいくんだ?」
「ああ?ちっと、この先みてくらあ。この先にモンスターの絵がねえだろ?ってことは、依頼人が来れたのはここまでって事だ。一応、用心したことはねえからな。」
「あんまり、無茶するなよ」
「わあてら。ちとみてくるだけだって。にしても、・・・、この水溜り、何の水だ?天井からってことはねえみたいなんだけど・・・。」
と、天井を見渡した後、近くにあった水溜りを覗き込もうとした。
その瞬間!!
「ウーーー!!危険が、危ないデシ!!」
シロちゃんの目が鮮やかな緑色に変わり、異変を知らせる。
「え?ト、トラップ!!」
その声で、私たちは、武器を構え、シロちゃんの声が聞こえていないトラップを呼ぼうとした、その一瞬のあいだに、
水溜りを覗き込んだトラップが、ぐらりと倒れこみ、水溜りにばちゃんと崩れ落ちた。
「「「トラップーーー!!!!」」」
慌てて、私たちが駆け寄ると、トラップは意識を失っていた。
クレイとノルが周りを警戒している中、キットンがトラップの様子を確認する。
「とりゃー!!大丈夫なんか?」
「キットン!!トラップは?大丈夫なの?モンスターがどこかにいるの?」
私とルーミィがおろおろしている事しかできないでいると、
「うーん、これは、いったい・・・。ん?ああー!!もしかして!!」
そう、キットンは叫ぶと、モンスター辞典をめくりだした。
「たしか、こんなモンスターが・・・。ここじゃない、これでもない・・・。あった!!これです!!」
そこには、どうみてもただの水溜りでしかないイラストが。
「これは、タマリンと言うモンスターです。タマリンを覗き込んだ生物を、そのものが幸せだと思う夢を見せ、眠らせます。そして、倒れこんだ所を、時間をかけて溶かしてしまうんです。」
「ってことは、この水溜りがモンスターなんだな?剣は効くのか?」
「いえ、相手はモンスターとはいえ、水みたいなものなので、ファイヤーかコールドで凍らせてからじゃないと、剣はききません」
「ルーミィ、ファイアーもコウルドもいえうおー!!」
「まずは、トラップを、このタマリンから離してから、ルーミィ頼む」
キットンの説明に、クレイとノルがトラップを、少し離れた場所に連れて行き、ルーミィが「ファイアーとどっちがいいんら?」と、ロッドを振り回しながら聞いていると、
キットンが、こんなときになんとものんきな事を言い出した。
「うーん、このトラップの幸せそうな顔。一体どんな夢をみているんでしょうねえ?皆さん、気になりませんか?」
そういわれて、トラップの顔を覗き込んでみると、にやにや、にまにま、なんともだらしない、まるでこの世の幸せを満喫しています!!って言う顔。
・・・・・・確かに、気になる。
「モンスターはどうやら、このタマリンだけみたいですし、ちょっと、のぞいてみませんか?」
「へ?のぞくってどうやって?」
「おいおい、確かに、モンスターはこいつだけみたいだけど、早く倒して、トラップを起こさないと。」
「まあまあ、タマリン自体、倒すことは簡単ですし、いつもえらそうなこの人の夢って気になるじゃないですか?」
うーん、確かに、早く倒して、トラップを助けた方がいいんだけど、タマリンから離した場所にいたら、ただ、寝てるだけみたいだし、トラップがこんなに幸せそうになる夢かー。確かに、気になるかも。
「・・・でも、のぞくってどうやって?」
私が思わず聞くと、
「簡単ですよ。このタマリンをのぞけばいいんです。なーに、すでにトラップが夢に捕らわれているので、私たちが覗き込んでも問題ないです。タマリンがトラップの夢の中を映し出してるはずです。」
時間がないわけでもないし、トラップには悪いけど、気になってしまう。
どうやら、クレイやノルもそうみたいで・・・。
トラップをそこに置き去りにし、ついつい私たちは輪になってタマリンを覗き込んだのだった。

***

私たちが近寄ったせいか、揺らいでいた水面が収まってきて、視界にはここではない場所が映し出されていた。
トラップの望む夢ってどんなのだろう?
ギャンブルで大勝?それとも、ものすごいお宝をゲットすること?気になるー!!

「・・・・・・トラップの幸せなことって、これ?寝てるだけじゃない。」
そう、映し出されたのは、どこか知らない、落ち着いた、けれどどこか温かみがある部屋の少し大きなベットで気持ちよさそうに眠るトラップの姿。
「まあまあ、今は静かにみてみましょうよ。もしかしたら、とても面白い事が起こるかもしれませんよww(パステルにとってはびっくりする事でしょうがww)」
キットンの言う事も、もっともなので、私たちは、静かに見守る事にした。

「ん、んー・・・。」
どうやら、トラップが目を覚ますとこらしい。けれど、目は閉じたまま、パタパタと手で何かを探してる。
そこへ、バタバタと小さな足音が二つ聞こえてきた。
部屋に飛び込み、まだベットの中にいたトラップに飛びついたのは、トラップそっくりな赤毛の二人の子供。
「パパー!!おねぼうさんだよー!!早く起きてー!!」
「んー、昨日は遅かったんだ。もうちょっといいだろ?」
「だーめ!!せっかく、ママが作った朝ごはんがさめちゃうよ。それに、今日は、クレイおじちゃんとこに遊びに連れて行ってくれるんでしょ?ルーミィお姉ちゃんも帰ってきてるから、いっぱい遊ぶんだもん!!」
「あいつらなら逃げねーよ。でも、まあ、あいつの作った飯がさめるのは、もったいねーしな。んじゃ、起きるとするか。お目えらは、先に下いっとけ。」
「わーい。はやくねー!!」
と、子供たちはトラップの頬に、両方からキスをすると部屋を後にした。

「・・・・・・これって、トラップの望む未来絵ってこと?」
「・・・おじちゃん。おれ、おじちゃん・・・。」
クレイが子供たちの「おじちゃん」と言う言葉に打ちひしがれているけど、ま、ほっておいて、これって、トラップが好きな人がいて、その人と結婚して子供がいて幸せな家庭を夢見ているってことだよね?
なんか、モヤモヤする・・・。
でも、これってみていていいのかな?
トラップは私たちがみてる事を知らないけど、トラップの好きな人(たぶんマリーナだろうけどさ)を勝手に私たちが知っちゃってたら、嫌なんじゃないかな?
私だったら、すごくショックだとおもう。
そんなことを考えているあいだにも、トラップは着替えを済ませ、部屋を出て階段をおりだした。
おそらくリビングと思われる部屋に入っていくトラップ。
さっきの子供たちが、トラップに駆け寄ってくる。
「パパ、おそいよー。おなかすいたから早く食べよう!!」
「わりい、わりい。んじゃ、ママの美味しい飯でも食いますか。」
ひょいっと、両手に二人の子供を抱きかかえ、ダイニングに向かう。
テーブルには、焼き立てであろうパンと、サラダ、オムレツにかりっと焼かれたベーコンがならべられている。
「おはよう!!すぐに、スープとコーヒーを持っていくからねー」
と、キッチンの方から女の人の声がする。
・・・・・・この声がトラップの好きな人。
トラップは子供たちをテーブルに座らせると、自分は座らずキッチンへと足を運ぶ。
・・・みたい。でも、みたくない。相反する感情がぐるぐるしてきた。
「はよ。俺が運ぶから、おめえは座ってろよ」
普段なら考えられない優しい口調で話しかけるトラップ。
もうすぐその女性の姿が見える!!そんな時、私は思わず、水溜りに手をつっこんでしまった。

「あー、もう、パステル。なにをするんですか?もうすぐ、トラップの仮想の妻がみれたのに!!」
「ご、ごめん。で、でも、やっぱり、よくないと思うよ。だって、こっれってトラップの本当のプライバシーでしょ?これが、クエストでお宝見つけたーとか、ギャンブルで大金ゲットー!!とかなら、いいけど・・・。」
「うーん。そういえば、そうだよなー。」
「でしょでしょ?いくら、家族みたいに仲がよくても、好きな人のことをこんな形でみんなにばれちゃうのは、ショックだと思うし!!」
私が、思わず必死でそういうと、クレイやノルもそうだよなーと言う顔になった。
けれど、何故かキットンだけは違ったみたいで・・・。
「しかし、普段からトラップに色々迷惑をかけられている私としましては、ここらでトラップの弱みを握りたいのもじじつなんですよねー。それに、これは夢であって現実ではないのだし、トラップも私たちがみているのを知らない。別に知ったからといって、何かをするつもりもありませんし。」
「でもでも!!」
「では、パステルはみなければ良いんですよ。私はもう少し、鑑賞させていただきますから。」
・・・・・・そういえば、ここに来る前、キットンはトラップに実験を台無しにされてかなり怒ってたっけ・・・。
「・・・・・・俺も、やめておく」
ノルもそういって、ルーミィとシロちゃんを連れ、水溜りから離れた。
私たちが言い争っている間にも、トラップの夢は続き、声だけがかすかに聞こえてくる。
女性に優しく話しかけるトラップの声と、楽しそうな子供の笑い声
「・・・私もみない!!だって、やっぱりトラップに失礼だもの!!」

結局、水溜りを見続けたのは、キットンとクレイ。
クレイもだなんて・・・。

少し離れた所に移動した為、トラップの声は聞こえてこない。
聞こえてくるのは、キットンの笑い声と、クレイの「あいつwwwこんなやつだったのかww」と言う、苦笑を含んだ笑い声。
あれ?でも、あれだけみてるってことはトラップの好きな女性が誰だかは、みえてるんだよね?
でも、クレイもキットンもこの人がトラップの好きな人なのかーと言う、反応は無い。
もしかして、知ってた?まあ、解りやすいっていえばわかりやすいのかも。私もたぶんだけど、マリーナだってわかったくらいだし・・・。
そう考えた瞬間、つきんと胸が痛んだ。・・・・・・なんだろう?この痛み。

***

あれから、どれだけ時間がたったのだろう?
私は気になりながらも、ルーミィたちとお茶を飲んだり、マップを確認したりしていた。
そうして
「ギャハハハハは。はー、ふー、いやーおもしろかったです!!」
「ぶはははは、たしかに!!あいつがこんなやつだったなんて、俺も知らなかったよ。」
「そろそろ、トラップを夢から覚ましましょうか?」
「だな。さすがに、これ以上は、みられたくないだろうしwwおーい。ルーミィ、こっちに来てファイヤーの呪文、頼む」
「わーったおー!!」
そういって、ようやくキットンたちは水溜りから離れた。
いやいやいや、これ以上はって、すでに知られたくなかったと思うけど・・・。

ルーミィの呪文と、シロちゃんの熱いのデシで、あっというまにタマリンをやっつけたら、トラップはすぐに、目を覚ました。
「ん?あ?あれ?俺、何で寝てんだ?」
トラップは自分が何で寝ていたのか、わかっていないみたい。
そこに、キットンがニヤニヤ笑いながら、
「おはようございます。あなたは、モンスターの罠にかかっていたのですよ。なーに、すでにそのモンスターは、倒しましたから、大丈夫です。」
「はあ?俺がモンスターの罠に?わりい。助かった。どんなやつだったんだ?」
「タマリンと言うモンスターで、夢に相手を捕らえ、吸収するというやつです。どこか異変はありませんか?」
「あ、ああ・・・。いや、どこもなんともねえ。んじゃ、まあ、そろそろ、いくか。」
「ええ、ではいきましょう。」
そういうと、荷物を手に取り歩き出した。
キットンとクレイはにやにや。
「・・・なんだ?なにかあったか?」
「え?いや、なんでもない。ほら、さっさと目的の酒を取りに行こう。」
クレイ達の様子に納得できない様子ながらも、トラップは歩き出す。
うーん、なんだか複雑だなあ。
その後も、スライムやら出てきて、何度か戦いになったけれど、何とか目的であるお酒を手に入れて、私たちは依頼を果たした。

それから、数年後。
なんと、私は、トラップと二人でドーマに住んでいる。
そう、結婚したのだ。何でこうなったかは、まあおいておいてww
ある日、キットンがトラップが留守のあいだに訪ねてきた。
「そういえば、パステル、覚えていますか?いつぞやにお使いクエストでタマリンと言うモンスターにトラップが、夢に捕まったことを。」
「んー?あ、あった!!そんなこともあったよね!!」
「そう、あの時、パステルとノルはみるのをやめましたが、あの時、私たちが何をみたか、気になりませんか?」
あの時、私は、トラップの好きな人を知るのが何故だか怖くて、みたくなくて、トラップに失礼だからと、みるのをやめてしまった。キットンとクレイはみてたんだったよね?
「気になるけど・・・。」
「今だから話せますが・・・」

キットンが話してくれたのは、実はあの時、トラップの妻だったのは、私で、あのときのトラップでは想像もできないくらい、甘甘な二人の姿。
行ってきますのキスはもちろん、おかえりのキス、出かけるときは常に手をつなぎ、どこでも一緒で、砂を吐きたくなるほどの、バカップルぶりだったとかww
・・・そっかー。あの時、私はトラップの好きな人はマリーナだと思っていたけど、そのときから、私のことを想ってくれていたんだ・・・。

キットンは結局、このあと用事があるからとトラップが戻る前に帰って行ってしまった。
私は晩御飯の準備をしながら、そっと手をお腹にあてた。
ここには小さな命がある。
「ふふふ、今日は今までは恥ずかしくてできなかったけど、お帰りのキスでもしてみようかな?ね?パパもよろこんでくれるよね?」

トラップが帰ってくるまで後少し。
みんなも、ダンジョンの中の水溜りにはご注意を、ねww




■投稿者:まるり 『じゃんくbox
■投稿日:8月18日
■コメント:
いままで、おにぎりみたいなのや、シラタマみたいなの、伝言板?みたいなモンスターがいたので、こんなやつがいてもいいかなー?とおもっただけですww普通の冒険もので、考えていたのですが、やはり、ここはトラパスでww
そして、トラを残念な男にしたくて、こんなのになってしまいましたww
 
 
 
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【消えていく・SS】
 
 
【2012/08/14 08:22】
 
 
【消えていく】


いつも遠くから見ているだけだった。
仕方ない……
だって……
そうやっていつも諦めてきた。

そのつけが、これだろうか?

目の前にいるのに
少し腕を伸ばせばいいだけなのに

俺は手を伸ばすことができない。

(欲しい……)

手に入れたい
そばにいたい
ずっと
ずっと

そばにいてほしいのに……

力を込めた腕から、ゆっくりと力を抜いた。
歩みを止めれば、ドンドンと君との距離が開いていく。


俺はその場にしゃがみこんだ。
目の前にいくつかある水たまりに、手を伸ばす。

水面に映った鮮やかな黄色のひまわりが、痛いほどに眩しい。

その水面をス…となぞる。

……君を、撫でるように。

諦めたくない。
手に入れたい。
傍にいてほしい。

こみ上げる嗚咽を飲み込んで、俺は前方から呼ぶ声に答える。


いつかこの水たまりのように
俺の心も
俺のこの君を想う心も消えてなくなってしまうのだろうか?

消えるな
消えてくれ

相反する気持ちが心の中を渦巻く。


「どうしたいんだ…俺は」


呟いた言葉は、水たまりに溶けて消えてしまった。




■投稿者:西村智
■投稿日:2012.8.14
■コメント:病みクレイです…^^;
彼視点で書くとどうにも切なくなってしまうのですが、ついでに病んでしまいますorz
トラパス派のクレイFANだからでしょうか…w



 
 
 
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笑顔【SS】
 
 
【2012/07/31 23:59】
 
 
「なにみてるの?」
さっきまでの雨が嘘のようなお日様の下、干せなかった洗濯物を干していると、少し離れた所で、ルーミィとシロちゃんがしゃがみこんでなにやらみていた。
私が声をかけると、
「あ、ぱーるー!!こっち、こっちくうんだお!!」
持っていた籠をその場に置き、二人の元へ行くと、ルーミィが見つめていたのは大きな水溜り。
そこに写るのは、満面の笑顔のルーミィとシロちゃん。
・・・何がそんなに楽しいんだろう?何の変哲もないただの水溜りなのに・・・。
「あのねー、ほら、みてみてー!!」
ルーミィがそういうと、おもむろに立ち上がり、その小さな手を空に伸ばした。
「ね?すごいでしょ?」
・・・意味がわからない。
「なにが、そんなにすごいの?」
「ぶー!!ほりゃ!!このみじゅたまりをみうんだお!!んね?ルーミィ、お空を飛んでうみたいでしょ?フリャーの呪文いってないのに!!」
そういわれ、水溜りをみてみれば、そこに写るのは真っ青な青空に飛び上がったようなルーミィの姿。
「本当だ!!じゅああ、わたしも!!」
私も同じように手を伸ばしてみる。
水溜りの中には。二人で手を伸ばして空を飛んでいるかのような、私とルーミィ、シロちゃんの姿

あははは、すごい!!子供って小さなことでもたくさんの楽しみを見つけられるんだねww
空を飛べない私だけど、まるで飛んだような気分。

「たのしいね。あ、そろそろおやつの時間かな?暑くなって来たし、冷たいジュースでも飲もうか?」
「うん!!ルーミィ、おなかぺこぺこだおう!!」
「行くデシ!!」

雨上がりの、いつもなら見逃す小さな当たり前。それが少し特別なものになった、ある日の一日。



■投稿者:まるり 『じゃんくbox
■投稿日:7月27日
■コメント:
お題ssを書くに当たって、浮かんだのが水溜りをのぞきこむルーミィとシロちゃんの絵だったんですが、私にそんなスキルは無く・・・。
丁度、娘がルーミィのように水溜りを覗き込んで、「みてー、お空の中にいてうー!!」と言っていたのを思い出し、ssにさせていただきましたww
当たり前の中の小さなひらめきを楽しんでいただければと思いますww
 
 
 
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水たまりが教えてくれたこと【詩】
 
 
【2012/07/31 23:59】
 
 
あおく 晴れたる空
なないろ きれいな虹

悲しくて、辛くて、うつむいたぼくに、水たまりが教えてくれたデシ


お空が泣いてできたもの


君が泣かなかったら分からなかったデシね
君が泣かなかったら見れなかったデシね
君が泣かなかったらできなかったデシね


ぼくも泣いていいデシか?
ぼくも泣いたらなにか見つかるものがあるデシか?


水たまりが教えてくれたのはいつの間にか笑顔になったぼくの顔





ありがとう もう大丈夫デシね




■投稿者:MOMO 『かくれんぼ。
■投稿日:7月22日
■コメント:
シロちゃんは、うつむかなければ、水たまりにうつった世界に気付かなかったかもしれませんね。
 
 
 
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雨上がり【イ】
 
 
【2012/06/18 11:04】
 
 
f_mizutamari1.jpg

「雨あがったわね~、気持ちいい」

「だお~」

「水溜りだw、ジャンプ♪」

「じゃんぷだお~!!」



■投稿者:めぐ 『LittleStar
■投稿日:6月17日
■コメント:
こんにちは^^今回は「水溜り」という事で悩んだのですが
思いついたのがよく水溜りをジャンプして遊んだ事です
パステルがジャンプしたらルーミィもジャンプするだろ~な~っと
そしてトラップはそれをニヤニヤ見つめてればいいと思う(笑)
そんな日常風景を描きました☆

 
 
 
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